京都よろづ観光帖#40

大蔵流狂言・茂山千五郎家は“お豆腐狂言”と例えられます。明治時代、伝統芸能が保守的な考えが根強かったころに、どこにでも気軽に出て行ってお客さんに芸を披露したことからそう呼ばれるようになりました。それ以来、茂山家の大衆的な喜劇はチケットが入手困難なほど全国的に注目を集めてきました。しかし、2020年にはコロナ禍で祭事や公演が全て中止となり、狂言師は活動の舞台を尽く失いました。そんな中でいち早く狂言のネット配信を模索して動き出したのが茂山家でした。しかも狙うは海外!今回は茂山家の狂言と新たな時代に向けての活動をお伝えします。
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