京都よろづ観光帖#7

【受け継がれる京都のお漬物】
千枚漬け、しば漬けなど京都の漬物はお土産にも重宝される特産品。実は京都にはちょっと変わったお漬物があるのはご存知でしょうか?世界遺産・上賀茂神社の周辺には社家町と呼ばれる神社関係者が住む、美しい町があります。昔からこの地域だけで作られてきた漬物が「すぐき漬け」です。すぐき菜(京野菜)と塩だけで漬け込んだ、味わい深い酸味が特徴。かつてすぐき菜は宮中への献上品として栽培されていて、栽培技術はもとより、種一粒たりとも他村に持ち出すことが禁じられていたそうです。
さらに珍しいのが「雲母(きらら)漬け」。小さな茄子を白味噌で漬けた味わい深いお漬物です。今では比叡山に向かう坂道にある穂野出というお店だけで作られています。かつて登山者が急坂をのぼる苦しさの中の楽しい味の一つであったと伝わります。
今回は京都ならではのちょっと珍しいお漬物をご紹介。

 
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