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もう58話を数えるちょっと贅沢!欧州列車旅行。
コラムが始まるということで、この番組をご覧になっている方はもうご存知なことかもしれませんが、まずは旅の準備から書きたいと思います。
トーマスクックの「ヨーロッパ鉄道時刻表」これが欧州列車旅行の必需品。旅先を大まかに決めたら時刻表を開きます。限られた時間内で効率よく旅ができるのはどんなルートか?旅人目線で旅程を作っていきます。
だからこの番組は1回のシリーズが大体6話で構成されています。線路を辿って次の街へ、列車で繋ぐ一筆書きの旅なのです。番組で紹介した通りに旅行ができること、せっかくの旅行なのですからちょっと贅沢すること、それがこの番組のコンセプトです。
旅程が決まったら、ユーレイルパスを入手。ユーレイルパスは西ヨーロッパ各国を周遊できるものや、一つの国で利用できるものなど行動範囲と乗車回数によって様々な種類がある鉄道パス。外国の駅でチケットを購入しなければならない煩わしさと言葉の不安から旅人を解放してくれます。
車内を検札で回る車掌さん、厳しくチェックされる乗客がいる中パスを出すだけでろくに見もせずに行ってしまうこともあるくらいで、なんか顔パスの様なちょっとした優越感があります。もちろん仕事が細かい車掌さんが普通ですが。
経験談になりますが、イタリアはアバウト。ドイツはキッチリ。鉄道王国スイスでは取材陣がよく来るのか、カメラを持っていてもあまり気にされることが無かったり、と車掌さんや列車にはお国柄が出ているような気がします。白と緑が目立つイタリアの列車。赤が印象的なドイツの列車。東欧では青い列車を見ます。イタリアの列車が白と緑、そして赤も使われているのはナショナルカラーだからでしょう。列車は移動手段でありながら、旅行を支える舞台装置です。
車窓に映る景色や車内の音が旅人に土地の空気を教え、駅の発着が別れと出会いを演出してくれます。
情緒溢れる列車旅行の為に、ちょっと贅沢してファーストクラスの席を事前に予約して、ゆったりしたシートに身を預け、外に目をやり時間を贅沢に使うのがオススメです。
>>レイル・ヨーロッパ・ジャパン WEBサイトへ
>>ヨーロッパ鉄道チケットセンター WEBサイトへ
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