第58話から第63話まで続くイタリアシリーズの初回はローマが舞台です。 この町を彩るベルニーニの作品たちについては番組で紹介していますが、パンテオンやコロッセオ、サン・ピエトロ大聖堂など数えきれない見どころがあります。そこで番組では触れられなかった見どころを少しご紹介します。 --------------------------------------------------- |
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サン・ピエトロ大聖堂は圧巻、ベルニーニ作のカテドラ・ペトリとバルダッキーノが旅人の視線を惹きつけます。 すみません、ついつい見惚れて写真を撮るのを忘れました。気になった方はWEBで検索して見て下さい、たくさん写真が出てきます。 カテドラ・ペトリはペテロの司教座を納めた聖遺物器、4人の教会博士が司教座を支えています。バルダッキーノはペテロの墓の上に築かれた主祭壇を覆う大天蓋。大聖堂の身廊部からカテドラ・ペトリを見るとバルダッキーノが額縁のように見えます。 ベルニーニがバロックの巨匠ならミケランジェロはルネサンスの万能人、彼が唯一サインを残し最高傑作と言われるピエタも大聖堂に入って右手に置かれています。イエスの亡骸を抱えながらも少女の様な表情を見せるマリア、ピエタは慈悲などの意味です。 |
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スイス衛兵の制服もミケランジェロのデザインです。 |
クーポラの頂上からはローマを一望できます。高い建物が全くありません。 |
テヴェレ川で見つけた南京錠、これは愛を誓う恋人たちが残した置き土産です。 永遠の都で愛を誓うなんてちょっとロマンチックな気もしますが、景観を損ねるのが問題だそうです。 コーディネーターによると映画がきっかけで数年前に大流行した行為だとのこと、ローマだけではなくイタリア各地にあるそうで、このあと撮影で訪れたシチリアにもありました。 誓いの方法は、 1. 南京錠1つと鍵を2つ用意 2. 南京錠にふたりの名前を書きロック 3. ふたりで鍵をテヴェレ川に投げる ちなみに日本には南京錠をかけることを公認している誓いの錠スポットがあります。 |
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