大人のヨーロッパ街歩き #107

第107話「ドイツ・ライプツィヒ」
今回は旧東ドイツの中心都市、ライプツィヒを旅します。音楽の街として知られるこの街を最も有名にしたのは、日本でもお馴染みのバッハです。かつてバッハが指揮者を務め、今も彼がそこに眠るトーマス教会には、バッハの足跡を探しに多くの人々が訪れていました。バッハが代表曲「ヨハネ受難曲」などを初演したニコライ教会も、ゆかりの深い場所。この教会はそれだけに留まらず、ライプツィヒの違った一面を教えてくれます。それは、1989年。ここから始まった平和革命がドイツ全土に広がり、東西ドイツ統一へとつながったのです。ここライプツィヒには、東ドイツの名残がそこかしこに残っています。東ドイツ時代に人気を博したものの、今は生産が中止されてしまった名車、トラバントもその一つ。トラビの愛称で親しまれるこの車に乗ってライプツィヒを巡るツアーも体験します。古くからヨーロッパの交易の中心として栄えたライプツィヒには、様々なモノが集まってきました。
マイセンの陶器やエルゲ地方の木製人形は、お土産にもピッタリ。ザクセン州でしか作られていない白ワインや、この地方ならではの食の魅力もたっぷりです。
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