第112話「フランス・ディジョン」

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今回旅するのは、パリから南東へおよそ３００キロのところにあるディジョン。
かつてブルゴーニュ公国の首都として栄華を誇ったこの街は、世界中のワイン愛好家の憧れ、ブルゴーニュワインの中心都市としてその名を世界に知られています。また、豊かな緑に囲まれたディジョンは、野菜やキノコ、ジビエなど様々な食材にも恵まれ、フランスを代表する美食の街としても注目を集めています。街を案内してくれるのは、ワイン雑貨輸入業を営む岩波知子さん。
ディジョンの街は、２００８年より「芸術と歴史の街」を名乗っています。その名の通り、ひとたび街を歩けば、中世にタイムスリップしたかのような可愛らしい建物が並びます。ノートルダム教会では、ディジョンのトレードマークとなっている幸福のフクロウがお出迎え。ディジョン美術館では、ブルゴーニュが産んだ偉大な彫刻家、フランソワ・ポンポンの動物の彫刻群を鑑賞します。美食の街だけあって、食の魅力も盛りだくさん。ディジョン名物のマスタード工場では、石臼を使った昔ながらの製法でつくられる様々な味のマスタードを試食。もちろんディジョンの郷土料理も堪能します。
フランス国家最優秀職人賞を受賞したフローリストがつくるブーケに感動したあとは、アンティークショップで掘り出し物を発見！？シトロエンの名車でドライブも体験。ディジョンから足をのばし、あのナポレオンが愛したシャンベルタンのワイナリーでテイスティングも楽しみます。