大人のヨーロッパ街歩き #86

第86話「エストニア・タリン」
今回は、エストニア・タリンを訪ねます。
かつてタリンはソ連の一都市でしたが1991年の独立後は、多くの観光客が行き交う北欧に開かれた「バルトの窓」となりました。日本でも、近年人気の観光地になりつつあるエストニア。1997年に世界遺産に登録され、今では一年を通じて世界中から旅人が訪ねる人気の街となりました。そんな街を案内してくれるのは、ヴァッセル幸子さん。
城壁に取り囲まれた古都タリンは、街歩きそのものが絵になる美しい都市です。かつての城門「ヴィル門」を抜ければそこには中世の街並みが広がります。カトリーナの小道では、職人がつくり出す味わい深い色のガラス製品に見とれます。教会の狭い階段を上ると世界遺産の街が一望、中世の雰囲気そのままのレストランでは料理はもちろん、伝統的な作り方を再現したワインもいただきます。幸子さん一押しの人気雑貨店では、木製品やフェルトで作られたユニークな帽子など、お土産もの探しで楽しいひとときを過ごします。その他、エストニアの伝統的なお菓子マジパンの絵付けに挑戦したり、王宮の美術館や旧ソ連時代に使われていた刑務所跡へも足を伸ばします。地理的な環境から様々な文化の融合地点として発展してきたタリンの街、その独特の歴史を旅する夢のような時間を満喫します。
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